<バイスタンダーへの心のケア>

バイスタンダーとして救命処置や応急手当を行う時には、本当に勇気が必要です。

本HPのプロフィールにも書きましたが、私にもバイスタンダーの経験があります。

心肺蘇生法などの救命処置を実施した後は、しばらくの間、心の中にその時の光景や自分の行った行動が鮮明に記憶として残ります。

そして「もっと自分にできることはなかったのだろうか?」と自問自答してみたり、「自分が応急手当した人は、どうなったのだろう?」など・・・いろいろなことを考えてしまいます。そんな、バイスタンダーに「心のケア」をしていこうという取り組みをご紹介したいと思います。

 

<9月9日の「救急の日」のNHK首都圏ニュースから>

心肺蘇生などの救命処置にあたった一般の人たちが、その後、自分の対応について思い悩むなどのケースが少なくないことから、千葉市消防局はこうした人たちの精神面でのケアにあたる取り組みを始めました。
千葉市消防局は、救急の日の9日から、一般の人たちが心肺蘇生などの救命処置にあたった場合、患者を引き継ぐ救急隊が「応急手当感謝カード」を手渡す取り組みを始めました。カードには、救命にあたった人からの相談を受け付ける専用窓口の電話番号などが記されています。
一般の人が救急車の到着前に救命処置を行ったケースは、おととしの時点で全国で年間およそ6万件と、10年前の2倍近くに増えた一方で、こうした人たちが、自分の対応が適切だったのか思い悩むなどのケースが少なくなく、精神面を含めたケアが進んでいないのが現状です。
千葉市消防局は、専用窓口での相談に加えて、市の相談員とも連携し、精神面での負担が大きい場合の相談にも対応するとしています。千葉市消防局救急課の白井一広課長は「救命率向上のためにも、多くの人に安心して救命にあたってもらえる支援態勢を作りたい」と話しています。

 

<救命処置にあたった女性のケースを参考に>

千葉市消防局が今回の取り組みを進める中で、救命処置にあたった、ある女性のケースを参考にしたといいます。
千葉市に住むAさんは、7年前、路上で高齢の女性が倒れている場面に遭遇し、心肺蘇生法などの救命処置を行い救急隊に引き継ぎました。
その後しばらくの間、自分の対応が間違っていなかったのか、自問自答する日が続いたということです。Aさんは、「当時は緊張のあまり泣いてしまい、その後も正解がわからずに不安でしたが、救急隊の人などと少し話すだけでも、ずいぶん気持ちが違うと思います。」と話しています。

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